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2008年05月 アーカイブ

2008年05月24日

神酒(ネクタール)

神酒(ネクタール)
すなわちアフロディティが生まれたとき、神々は祝宴を催したが、その中にはメティス(巧智の神)の子ポロス(術策の神)もいました。そこで食事が終った頃に、ペニヤ(窮乏)は御馳走を当てこんで乞食をしに来て、戸口に立っていたのでした。ところがポロスは神酒(ネクタール)(葡萄酒はまだなかった)をたべ酔ってゼウスの園に這入ってゆき、そこで酔い草臥れて深い眠りに落ちました。するとペニヤは、困窮のあまり、ポロスによって子を得ようという一策を案出し、その傍らに臥してエロスを孕んだのでした。
プラトンの「饗宴」(久保勉訳)にある一節です。ギリシアの神々の関係はともかくとして、神酒(ネクタール)がぶどう酒ではなかったとしています。どんな酒を想定していたのでしょう。ハチミツの酒でしょうか


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2008年05月28日

「矢筈」の看板

「矢筈」の看板
「酒屋の看板に矢筈(やはず)を出すのはどうしたわけだ」「あれは人のゐる(矢を射る→人が入る)やう(よう)にとのことさ」、「そんなら、すや(酢屋)のかんばんに水嚢(すいのう)の底のなひ(無い)ものをするはどうじゃ」「あれはなんぼゐて(射て)も、すや」云々。素矢・酢屋、和訓通ず故なり。  これは、「守貞謾稿」(岩波文庫)の酢のところにあるものです。これによると、酒屋は「矢筈(矢のやじりの逆の方にある、弓のつるにひっかける部分)」を看板として掲げていたことが分かります。果たして「射る=入る」のしゃれからきたものなのでしょうか。それなら矢そのものを飾ってもよいのではなどとも思うのですが。酢屋は、底抜けの柄杓のようなものを飾っていたようです。

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